挑戦するデザイン

Posted on 2019年5月15日 by ATSUHIKO SUGIYAMA

 

商空間デザインは何のために存在するのか?

答えの1つは「それぞれの事業が成功するため」に存在すると考えます。

そのために大切なのは顧客視点。数多とある競合他社の中からそのお店を選んでいただくためにはそのお店での体験に、より価値を感じていただく必要があります。また一方でお店側にも多くの都合もあれば制約もあります。

その落とし所の塩梅が難しい部分であり明暗を分ける部分であったりします。

写真のウエディング施設は、バンケットからキッチンがすべて丸見え。ここまで見えるとほとんどのキッチンメンバーは仕事をやり辛く感じると思います。しかし顧客は、このオープンな感じに新鮮さや食への安心感を感じてくれるのでは無いだろうか?とデザイナーとしてご提案。それぞれの思いが交錯する中、オーナーやシェフたちとご相談の上、真のゴールのためにと実行することに。

そして全員での挑戦の結果、顧客や同業他社からも驚きと賞賛をいただけました。

その企業のブランドや文化に沿った、オリジナルでユニークなお店がいっぱいあったらいいなーと思います。